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「GOD EATER ONLINE」が帰ってくる!
ストーリーノベル 第六章


「GOD EATER ONLINE」 STORY NOVEL ~6章-2話~

「やあ! 新商品を見てっておくれよ! 中国支部から仕入れた品さ!」
 産業棟を歩いていると、ドロシーの威勢のいい声が聞こえてくる。
 それだけ景気がいいのか、ずいぶんと調子が良さそうだ。
 必要な買い出しは済ませていたが、少しくらい寄り道してもいいだろう。
「おっ、セイ! へへ、よってらっしゃい見てらっしゃいってね!」
 人の流れに沿って近づいていくと、俺の姿を見つけたドロシーが素早く手招きしてくる。
 ドロシーの店を覗いてみれば、JJの姿もあった。
「ずいぶんと賑わっていますね」
「みてぇだな。お前も他支部のレアもの目当てか?」
「いえ、今日は冷やかしです」
「ちょっ……んなこと言わずに見てってよー!」
 俺が正直に答えると、ドロシーは冗談めかして怒ってみせる。
 実際ドロシーはかなり忙しそうで、他の客との対応の合間になんとか答えてくれている状況だ。
 邪魔をするのも申し訳ないので、とりあえず商品を手に取り物色してみる。
「それにしても……ずいぶんと個性的な品ぞろえですね」
「だな」
 バリエーションが豊富と言えば聞こえがいいが、雑多な商品が並んだ店内はいつもより少し窮屈に感じる。薬や小物、日用品などのなかには、用途不明の品物がいくつも入り混じっている。
「これでも随分と絞ってあるほうだぜ。ドロシーの目利きは確かだ」
「そうみたいですね」
 薬の成分などを確認してみるが、そうおかしなものは入っていない。
 他の店にあったような、怪しい商品や異様に高価な商品もほとんど見られなかった。
「ですが、ずいぶんと仕入れが小物に偏っているみたいですね」
「そこはあれだ。結局、輸送機のスペースが確保できなくてな、小さな取引からのスタートになったとさ」
「なるほど」
 その辺りはいろいろと複雑な事情がありそうだ。
 フェンリル本部に隠れて輸送機を飛ばすのも一苦労だし、中国支部とロシア支部の間で対立と牽制もあっただろう。
「何にせよ、ヒマラヤ支部としては悪い結果ではなかったようですね」
「まぁね、結果は上々! 交渉はもう、それはそれは骨が折れたけどね」
 そう答えたのはドロシーだ。
 手早く客をさばきながらも、機嫌よくにししと笑ってみせている。
「ロシア支部の交渉人は融通がきかない御仁でなー。自分の提案をまったく曲げようとしない! 一方の中国支部はあれこれ提案するけど、自分有利な条件を出し続けてきてさー」
「それは……大変そうですね」
 商売のことは詳しくないが、駆け引きの難しさは最近実感する機会が多い。
「けど、やり込めてみせたんだろ?」
「まぁね。しょうがないから、ロシアをダシにして中国と話を小さくまとめたさ」
 ドロシーはそう言って軽くため息を吐いた。
 それだけでも十分な成果に思えるが、彼女は納得がいかないのか、なんとなく不満げだ。
「一方的にやられなかっただけでも上出来だと思うぞ」
「ありがと」
 JJがフォローすると、ドロシーは歯を見せて笑ってみせた。
 それから頬に指をあて、天井を見上げる。
「けどさー。両方とも、交渉の不首尾を上に報告するのは嫌みたいだったんだよ。そこはもうちょい粘れたかもなー?」
「ふむ……」
 ドロシーの言葉を受けて、JJも腕組みをして少し考えてみせる。
「お偉いさんとしては、今からヒマラヤ支部に恩を売って太いパイプを作っておきたいはずだ。そうして、もし大型サテライトへの移民が実現したら、利権を独占するって寸法だ」
「ま、そうなんだろうね」
「なら、スケールの小さい交渉段階で躓きたくはないだろう。つけ入るとしたらそこじゃないか?」
「ほほう?」
 JJの言葉を受けて、ドロシーの目が怪しく光った。
「目の前にいないお偉いさんの思惑を意識しろってかい。難しいことを言うねえ」
 そう言って面倒くさそうに笑うが、ドロシーはまんざらでもない表情だ。
 対するJJもJJで、悪企みをするような笑みを浮かべてみせる。
「組織ってのは、ボスの意向で物事が決まってるのさ。交渉役なんざ小物よ」
「へへ、珍しく顔に似合ったことを言うじゃないか」
 ドロシーの言葉にJJはふんと鼻を鳴らした。
 それに反応してか、彼の胸ポケットからハムスターがちょこんと顔を覗かせる。
「ハムスターの飼育係っぽいだろ?」
「ギャングスターの教育係っぽいわ!」
 軽快なツッコミを意にも返さず、JJはその太い指でハムスターの首を撫でている。
 JJがハムスターを飼っているというのは知っていたが、買い出しにも連れてきているとは知らなかった。
「…………」
 ふいにハムスターと目が合う。
(……商人の世界というのは恐ろしいな)
 いつも明るいドロシーもJJも、商売の話となると目つきが変わる。
 俺にはあまりついていけない世界だ。
 彼も同じかと思ったが、語りかけてもハムスターは口を動かしつつ小首をかしげるだけだった。


『お疲れ様です、隊長補佐!』
 アラガミの討伐を終えると、カリーナが労いの声をかけてきた。
「はい、お疲れ様です」
 そうして俺が答えたところで、カリーナは更に言葉を付け加える。
『それから、神機さんも!』
「…………」
 カリーナの言葉を受けて、俺は彼女のほうに目を向けた。
 すると白い衣装をまとって佇む純白の彼女は、控えめな様子で口を開いた。
「神機さん、というのは私のことですか?」
「……ああ、どうやらそうらしい」
『あ、反応してくれたんですね? ちょっと、嬉しいかも』
 俺が彼女に答えていると、通信機越しにカリーナの弾んだ声が聞こえてきた。
「神機さんも、というのはどういう意味でしょう?」
『神機さんも頑張ってお仕事してる訳ですから、オペレーターとして労いたいと思いまして!』
 彼女の言葉を通訳すると、カリーナは照れくさそうに答えた。
「ありがとうございます」
 それに対し、あくまで無機質に彼女は返す。
「えへへ。こちらこそ、いつもありがとうございます」
 カリーナは丁寧にそう答えた。姿は見えないが、おそらく頭を下げていることだろう。
『そういえば、名前ってないんですよね?』
 不意にカリーナが、そんなことを尋ねてきた。
「ありません」
 俺はしばし言葉に詰まったが、彼女は構わず即座に答える。
「……ないそうです」
 複雑な気持ちになりながら、彼女の言葉をカリーナに伝える。
 彼女の呼び名については、俺も悩んでいたことだ。
 マリアではない。しかしマリア以外の誰かでもない。
 そんな彼女をどう呼ぶべきか、俺は考えることも聞くことも、これまで少し避けていた。
『そうですか……不便ではありますけど、勝手に名前を付けるのも失礼ですし……』
 カリーナはそう言って考えを巡らせてみせる。
『……とりあえずしばらくは、神機さん、と呼んでいいかしら?』
 カリーナはそう言って、彼女が答えるのを待った。
 神機から現れた、彼女に名をつける。
 それはカリーナが、彼女を一人の『人間』として扱おうとする気持ちの表れだろう。
 たとえ姿が見えず、声が聞こえなかったとしても、カリーナにとって彼女は仲間の一員なのだ。
 ……では、俺にとっては、彼女はどういうものなのだろう。
「問題ありません」
 少なくとも、彼女自身はあまり気にしていないようだった。
『分かりました! ドロシーたちにも伝えておきますね!』
 提案を受け入れたことを伝えると、カリーナは嬉しそうにそう言った。
「…………」
「どうかしましたか?」
「いや……」
 なんとなく苛立っていた。
 その理由は、彼女がすんなり受け入れてしまったからだろう。
 自分が神機であることを、人に名前を決められることを。彼女は考えもなしに受け入れたから。
「……」
 つまらない考え方だと頭を切り替える。
 善意で彼女を受け入れたカリーナに対し、思うところはない。
 それを彼女がすんなり受け入れることも、自然な成り行きだし、仕方のないことなのだ。
(仕方がない……か)
『では、帰還してください!』
 カリーナの言葉を聞いて、俺は支部への帰路につく。
 そうしながら、少し考える。
 先ほどの感情の正体は、苛立たしさではなく悔しさだったのではないか。
 彼女が何の疑問も持たず、大事なものを、簡単に誰かに委ねてしまえることが、悔しい。
 だとすれば俺は、彼女に人間らしさを望んでいるのだろうか。
(マリアの代わりを……?)
 一瞬でもそんなことを考えてしまった俺を、俺は嫌悪した。


「おう、お疲れ!」
「お疲れ様です」
 神機整備室にやってきたところで、JJとともにリュウが俺を出迎えた。
 二人とも直前まで機械を弄っていたらしく、その服は薄黒く汚れている。
「二人はここで何を……?」
 俺がそう尋ねると、JJは得意げに胸を張った。
「今な、リュウのツテでホーオーカンパニーから神機整備の機材をもらったんだよ」
 そう言ってJJは、背中越しに大きな機材を指し示す。見せびらかすような様子だが、どこがすごいのかはよく分からない。
「大したものではありませんけどね。型も古いですし」
 リュウはそう言って控えめに答える。大企業の跡取り息子としては、あまり自慢できる代物ではないようだ。
「だが、ヒマラヤ支部にはなかったものだ。これで、よりいい仕事ができそうだぜ」
 それでもJJは満足そうで、リュウの背中を力強く叩く。
 叩かれたリュウは嫌そうにしながらも、褒められること自体は満更でもなさそうだ。
「本当であれば、もっといいものをお渡ししたいところなんですがね……」
 リュウはそう言って言葉を濁す。
 彼からすれば、この機材一つをとっても実家の状況が透けて見えるような心境かもしれない。
「……使えるものは、できるだけ多く持っていたほうが良い」
「だな。特に最近のヒマラヤ支部ってのは、いつ何が起こるか分かんねぇからな。こいつはいざという時に力になると思うぜ」
「……そうですね。ありがとうございます」
「おいおい。感謝すんのはこっちのほうなんだがな」
 どこまで事情を知っているのか、気落ちしたリュウのフォローに回ってみせたJJが、何も気づかないような表情で肩をすくめる。
 これ以上の追及は不利と思ったか、リュウは息を吐き、俺に視線を向けた。
「そういえば、『神機さん』って呼ぶそうですね。カリーナさんが言ってましたが」
「はい」
 即座に神機さん――と名付けられた彼女が現れ、リュウの問いかけに答えた。
 なるほど。カリーナの言葉はすでに、支部中に広まっているようだ。
 カリーナの人徳か、ドロシーの人脈かは不明だが、相変わらず噂が行き届くのが早い支部だ。
「僕はまだ、いるかいないか疑っていますよ」
 彼女の返答を伝えると、リュウは否定的なスタンスでそう答えた。
 落ち着いた口調ではあるが、その言葉には未だ懐疑的な色がにじみ出ている。
 すると、横で聞いていたJJが諭すような口ぶりで話す。
「リュウ、神機はただの道具や武器じゃないぞ。生きているものだと、何回言えば分かるんだ?」
 神機は生きている。
 もっと正確に言えば、神機はアラガミと同じオラクル細胞でできた存在であり、『人為的に操作されたアラガミ』そのものだ。
 だからこそ、神機は他の武器とは一線を画すアラガミに対抗しうる存在であり、同時に人知の及ばないあらゆる可能性を内に秘めている。
 整備士としての経験だけでなく、JJの言葉にはある種の真実味が込められている。
 だが、リュウもリュウで闇雲に可能性を否定している訳でもない。
「生きているからこそ、見えない、知覚できないのはおかしいんです。見えない、触れない幽霊ってのは、死んでいるものの性質でしょう?」
 リュウの言葉もある意味で正確だ。
 知覚できないものは存在しない。そう割り切れることが、彼自身の持つ強さなのだろう。
 だから迷わずに戦える、だから弱さを見せずに済む。
 彼の生き方がその価値観を育て上げ、その価値観が彼を守ってきたはずだ。
 しかしJJの目には、リュウは単に偏屈に見えたのかもしれない。挑発するような視線をリュウに向ける。
「なら、アビスファクターやネブカドネザルの探知は、どう説明する?」
「あくまで神機の機能の一つと、説明できるのでは?」
「まったく……世が世なら、お前さんはいい物理学者にでもなったろうなあ。けど、神機ってのはもうちょっとおかしなもんだぜ?」
「そのおかしさも解明してこそ、じゃないですか」
 互いに譲らない口論になれば、最後に勝つのは若さかもしれない。
「だ、そうだ。神機さん、解明されてくれるかい?」
 リュウとの討論に疲れた様子のJJが、首を回しながら彼女のほうを見る。
 彼女は静かに瞼を閉じてから、ゆっくりと目を開いた。
「情報不足です」
「だよな」
 彼女が彼女自身の情報を持たないことは、以前のJJとの会話で分かっている。
 これではリュウが言う『解明』というのもしようがない、と言いたいのだろう。
「今は、でしょう。真実はそこにあるんですから、必ず分かるはずです」
 リュウはにこりと笑ってそう答えた。考えを改めるつもりはないらしい。
 JJもそれに合わせて笑顔を作るが……その場の雰囲気は最悪だった。
「ややこしい話をしてるじゃないのさ」
 険悪なムードの二人の間に、ドロシーが強引に割り込んでくる。
「どうした、用か?」
 俺としては助け舟が現れた心地だが、彼らとしては横やりを入れられた気分なのだろう。
 JJはぶっきらぼうな口調で短く聞いたが、ドロシーはお構いなしだ。
「用か? じゃないよ! ちょっとニュースがあるんだ!」
「ニュースですか?」
 興奮気味のドロシーを見て、リュウたちの興味もそちらに移る。対立するように向き合う姿勢を、ドロシーのほうへと向けた。
 ドロシーは肩で息をしながら、ガサゴソと自身の荷物を漁っている。
 それだけ早く伝えたかったのか、かなり急いで来たらしい。
 やがてドロシーは、その大きなカバンの中から一枚の紙切れを取り出した。
「もしやと思って、商売のネットワークを使って調べたんだけどさ……中国支部にこの男がいたらしいんだよ!」
「これは……!」
 その紙切れ……写真の男を見て、リュウが思わず息を呑む。
「……ポルトロン元支部長か」
 俺もいくらかの驚き混じりに、その男の名を呟いた。
「ああ。支部からとんずらして、中国支部に行ったらしい」
 ドロシーが真剣な表情でそう呟いて、俺たちのほうを見る。
 そこでJJは俺と顔を見合わせると、頭を掻いてため息を吐いた。
「で、俺たちはコイツを見て、今さら何を思えばいいんだよ?」
「それは……確かに、今さらとっ捕まえにいくってわけにもいかないだろうけどさ……」
 ドロシーの気持ちもよく分かる。
 クベーラ出現の折だった。兼ねてから増加傾向にあった支部周辺のアラガミ事情に見切りをつけ、ポルトロンは支部長にあるまじき決断をした。
 支部を裏切り、部下と住民を見捨てて一人、逃亡した。
 それがこうしてのうのうと生きている写真を見せられては、腹が立つのも当然だ。
 しかし、それを知ったところでどうにもできないのもまた事実。
「まあ、中国支部か極東支部だろうとは思ったが……そっちだったか」
 JJは落ち着いた様子で諳んじた。前々から当たりはつけていた様子だ。
「ロシアの線はなかったのかい?」
「ロシアだったらクロエ支部長が把握していただろう。あえて黙っているという可能性もあったが、それはなかった訳だ」
 JJはさらりと言ったが、彼女が全ての黒幕だという筋も念頭に入れていたらしい。
 確かにポルトロンが支部を離れ、クロエが新支部長として現れるまでの流れはあまりに出来過ぎていたように感じる。状況だけを見れば、クロエとポルトロンが繋がっている可能性は低くない。
 しかし、クロエの人となりを見ればその可能性はないに等しい。
 クロエなら出来過ぎの不自然な状況を作り出そうとは思わないだろうし、彼女がポルトロンを庇護する姿も想像できない。
「中国支部なら、フェンリルに拘束されずに潜伏することもできます」
 リュウの言う通り、ポルトロンは最も安易に逃げ場を選んでいた訳だ。
 危険を避け、徹底して楽な道を進もうとするその姿は、いっそ清々しいものがある。
「でも、それも限界があるはず……この先、どうする気なのでしょうか」
 写真の中のポルトロンは、大量の肉まんを手に笑っている。それなりの生活はすでに確保しているように見えるが、とはいえいつまでも誤魔化せるものでもないだろう。
 彼はフェンリルを裏切り、ヒマラヤ支部も裏切っている。このままヒマラヤと中国支部が繋がっていけば、身柄の引き渡しや『裏の取引』に巻き込まれる可能性も低くない。
 それだけであれば、彼個人の問題なのだが……
「放置しとく……って訳にもいかねえな。オレも知人のルートから、彼の動向を追ってみるか」
「おっちゃんのほうがこういうのは専門だな。別に連れ戻そうとか、そういう訳じゃないけど、気になるよな」
「ん……まあそうだな」
 JJは言葉尻を濁してそう答える。
 実際、ポルトロンにどう対処すべきかは非常に難しい問題だ。
 厄介なことに、彼はヒマラヤ支部のトップだったという経歴の持ち主だ。ヒマラヤ支部の極秘情報や、フェンリル本部の弱み……『本部がヒマラヤ支部を見捨てた』という情報を今も持っている。
 そのうえで彼は、自己保身のためなら他の何もかもを捨てられる。
 彼の身の振り方次第では、ヒマラヤ支部が知らない間に彼のトラブルに巻き込まれたり、大きな敵を作ることになる可能性も否定できない。
 面倒で不要な存在だと思われながらも、放置しておくにはリスクが高い。今の彼は、まるで地中に埋められた不発弾のような存在だ。
「…………」
 リュウはポルトロンの写真をじっと見つめたまま、静かに沈黙していた。その表情は暗く、どこか思い詰めた様子に見える。
「どうした、リュウ?」
 JJが声をかけると、リュウは重たげに頭を振ってこたえる。
「いえ……ただ逃げただけであればいいな、と思っただけです。……中国支部に行った意味など、何もなければ……」
 ポルトロンが中国支部に行った……中国支部を選んだ理由か。
 俺は単に逃げやすいところに逃げたのだと捉えていたが……それ以上の何かがあるのだろうか。
 答えは出ない。ただ、不穏な空気だけが残った。



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